新潟県厚生農業協同組合連合会
南佐渡地域医療センター / 岩田内科医院 様
導入事例

限られた医療資源を活かす。LOOKRECが支える佐渡地域医療連携

南佐渡地域医療センター導入事例

新潟県厚生農業協同組合連合会 南佐渡地域医療センター / 岩田内科医院 様

【業態】地域医療センター / 診療所(岩田内科医院)
【お話をお伺いした方】
センター長・医師:生沼 武男 様
放射線技師:加藤 英昭 様
岩田内科医院 院長 / 医療センター非常勤医師:岩田 文英 様
【課題】
オンプレミス型PACSのコストを抑えたい。地域の医療連携をどう図るか
導入の背景  オンプレミス型画像サーバーの維持費用を抑え、医療機関間の画像共有を効率化するため
導入の決め手 初期費用や高額な維持費用を抑えられるコスト面と、既存のクラウド型電子カルテとの連携実績
導入後の効果

撮影後すぐに検査画像の共有が可能となり、CD-ROMの作成・持ち運び・取り込み、検査結果レポートのFAX送信が不要になった

今回は、南佐渡地域医療センター センター長の生沼様、放射線技師の加藤様、岩田内科医院 院長で南佐渡地域医療センターの非常勤医師である岩田様の3名にお話を伺いました。

導入の背景

オンプレミス型サーバーの維持費用が課題に

(生沼先生) まず、佐渡を取り巻く現状と、当医療センターについて、簡単にお話しさせていただきます。

佐渡市の人口は約5万人弱、高齢化率は約43%に達しています。人口減少に伴って医療需要が減少する一方、医療機関では十分な収益を確保することが難しくなり、医療従事者の確保も大きな課題となっています。

かつて佐渡には6つの病院がありましたが、統合や再編が進み、現在、島内の総合的な医療を担っているのが佐渡総合病院であり、地域の医療拠点として診療や検査を担っているのが南佐渡地域医療センターです。

南佐渡地域医療センターでは、以前は院内に設置するオンプレミス型の画像サーバーを使用していました。しかし、サーバーの更新時期を迎え、初期費用や高額な維持費用をどのように抑えるかが課題になっていました。その際、クラウド型電子カルテを提供している事業者から紹介されたのが「LOOKREC」でした。

コスト面のメリットと電子カルテとの連携実績が導入の決め手

(加藤氏) LOOKRECは、従来のサーバーを更新する場合と比較して導入コストが安価で、定期的なサーバーの更新費用がかかりません。月額利用料を中心とした料金体系で、コストメリットが大きかったのが最大の決め手でした。感覚的には、従来と比較してコストが半分以下になっていると思います。

また、既存で使用していたクラウド型電子カルテとの接続実績があったことも大きかったですね。現在は、電子カルテの画面から画像ビューアを直接立ち上げられるため、患者情報と検査画像をスムーズに確認できるようになりました。

CD-ROMを患者さんが医療機関まで持ち運んでいた

(岩田先生) LOOKRECを導入する以前は、南佐渡地域医療センターでCT検査を受けた患者さんに、画像データを保存したCD-ROMを渡してもらい、岩田内科医院まで持ち帰っていただいていました。また、検査を行った医療機関ではCD-ROMを作成する必要が、岩田内科医院ではパソコンに読み込む作業が必要でした。

導入後の効果・満足度

撮影後すぐに画像を確認。CD-ROMの作成や取り込みが不要に

(岩田先生) LOOKRECの導入後は、南佐渡地域医療センターで撮影した画像を、検査終了後すぐに岩田内科医院から確認できるようになりました。

患者さんがCD-ROMの完成を約20分待ち、医院まで持ち運ぶ必要がなくなったほか、医院側でCD-ROMから画像を読み込む作業も不要になっています。患者さんが医院に戻ってくる前に画像を確認できる場合もあり、診療をスムーズに進められるようになりました。

医療機関側の業務負担だけでなく、患者さんの待ち時間を削減できたことも大きな変化だと感じています。

クラウドに検査画像を保管するアイコン
ハート3つのアイコン
検査結果である至急読影レポートのFAX送信も不要に

(加藤氏) 南佐渡地域医療センターでは、LOOKREC導入前は至急の検査結果のレポートを依頼元の医療機関へFAXで送信していました。現在は、リアルタイムにLOOKREC上で画像やレポートを確認できるため、FAX送信の必要がなくなっています。

現在、南佐渡地域医療センターで実施している、岩田内科医院から依頼されたCT検査は月に10件程度です。CT検査全体では月20~25件程度、一般撮影を含めると月120件程度の検査を行っています。一件ずつの作業時間はわずかでも、検査数が積み重なることで業務負担は大きくなります。CD-ROMの作成や確認、FAX送信が不要になったことは、限られた人員で業務を行ううえでも有効だと感じています。

また、クラウドへの切り替えにあたっては、通信速度や画像の表示速度を心配していましたが、実際に使用するなかで不満はなく、満足度も高いです。

CTを保有しない診療所でも、必要な検査を地域内で実施できる

(生沼先生) 佐渡では、すべての診療所がCTなどの検査設備を保有しているわけではありません。そのため、地域の診療所から南佐渡地域医療センターに患者さんを紹介してもらい、センターで検査を実施する連携が重要になります。

現在は、島内唯一の総合病院である佐渡総合病院と、南佐渡地域医療センター、岩田内科医院、小木診療所などがLOOKRECを導入し、検査画像を共有できるようになっています。

検査設備を地域全体で活用しながら、患者さんにとって身近なかかりつけ医が検査結果を確認し、その後の診療を継続できることは、地域医療を維持するうえで大きな意味があります。

放射線科医と検査画像のアイコン

今後の活用と展望

検査数や画像の使用量が少ない小規模病院には特におすすめ

(加藤氏) 検査件数が多くない小規模な医療機関では、高額な院内サーバーや画像管理システムの導入費用や維持費用が大きな負担になります。

LOOKRECは、院内にサーバーを設置することなく、クラウド上で必要な画像を管理・共有できます。特に、検査件数や保存する画像の量が少ない小規模な医療機関にとっては、オンプレミス型のシステムを導入するよりも利用しやすいのではないかと思います。

画像が蓄積されることで、過去画像との比較もしやすくなる

(生沼先生) 現在は、LOOKREC導入以前に撮影した画像を、LOOKREC上には保存しておらず、外付けハードディスクで保管されている状態です。そのため、過去画像と現在の画像を比較したい場合には、以前のデータを別途探す必要があります。

しかし、今後LOOKREC上に画像が蓄積されていけば、過去画像との比較も行いやすくなると考えています。継続的に利用することで、日常診療における利便性はさらに高まっていくことを期待しています。

離れた場所にいる医師同士が、同じ画像を見ながら相談できる環境へ

(生沼先生) 現時点では、LOOKRECを利用している診療科や医療機関が限られており、島内全体への普及や、総合病院との連携強化はまだ途中の段階です。

一方で、離れた場所にいる医師同士が、リアルタイムに同じ画像を確認しながら症例について相談できることには大きな可能性があります。電話で所見を説明するだけでなく、実際の画像を見ながらディスカッションできれば、診断や治療方針をより具体的に検討できます。

今後は、より多くの医療従事者がLOOKRECを活用できる環境を整え、佐渡における医療機関同士の連携をさらに強化していきたいと考えています。

南佐渡地域医療センター導入事例ロゴ
南佐渡地域医療センター導入事例_加藤技師
南佐渡地域医療センター導入事例_外観

色々とお話しいただき、ありがとうございました!

新潟県厚生農業協同組合連合会 南佐渡地域医療センター
〒952-0504 新潟県佐渡市羽茂本郷22
https://sadosogo-hp.jp/minamisado/

 

岩田内科医院
〒952-0504 新潟県佐渡市羽茂本郷556-1

関連記事

まずは、お気軽にご相談ください

お気軽にお問い合わせください

※導入時に訪問を伴う対応が必要な場合は、別途費用が発生する場合がございます。

© MNES Inc. All Rights Reserved.