| 導入の背景 |
患者様が増えるにつれCD-ROMが溜まっていく状態で、場所を問わずに画像確認ができればと感じていた。また、医師が徐々に増えるなか、ルールや仕組みを設ける必要性を感じていた |
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| 導入の決め手 | 在宅医療を行っている医師から「場所を問わず画像の確認・共有ができるLOOKRECはマスト」と聞き、その良さと活用例に惹かれた |
| 導入後の効果 | 訪問先で画像を即時確認でき、非常勤医師の事前準備や情報共有がスムーズに。また訪問先でも画像閲覧ができ、業務効率と診療品質が向上した |
今回、在宅療養支援診療所として地域の在宅医療を支える、おかむらクリニックの岡村院長にお話を伺いしました。
■ 導入の背景
医師が増えるにつれ、画像共有のルールがなく情報が分散。在宅診療前に画像が確認できない課題
開業から10年。初めは一人で診療を行っていましたが、共に働く医師の増加とともに患者データが蓄積し、画像共有のルールが定まっていないという課題が生じていました。訪問前に画像を確認できない、過去の画像が共有されていない――こうした小さな「非効率」が積み重なり、業務のボトルネックとなっていました。
きっかけは在宅医療を行う医師からの勧め
LOOKREC導入のきっかけは、同じく在宅医療を行っている医師から「クラウドPACSのLOOKRECを使えば、どこからでも画像が閲覧できる。電子カルテとも連携ができ、診療前の情報閲覧や共有としてもマストツール」と聞いたことでした。現場のフットワークを重視する在宅診療において、時間や場所を選ばずアクセスできる環境構築は不可欠だと感じ、導入を決めました。
■ 導入後の効果・満足度
どこにいても即座に画像共有ができ、診療の効率化と生産性が向上
これまでは患者様から引き受けたCD-ROMを保管し、必要に応じて個別に都度読み込むという流れでした。LOOKREC導入後は、まずCD-ROMをお預かりしたら画像をクラウド上にアップロードし、カルテと連携させることを初期ルールにしています。そのルールに則るようになったおかげで、在宅診療という常に移動が求められる環境でも、クリニックに戻らずとも訪問先で画像への即時アクセスが可能となり、診療の効率化と生産性の向上を実現できています。また、非常勤医師にとっても訪問前の予習や情報確認もスムーズになり、デスクワークの負担が軽減したこともよかった点です。
テキストベースだけでは得られない「画像だからこそわかる情報」で診療の安心感も高まる
導入前は訪問直前には、カルテのテキストがメイン情報になっていました。しかし、患者様の状態をテキスト情報だけで正確に把握するのは難しいものがあるものです。LOOKRECを導入したことで、場所を選ばずとも画像情報を得られるようになり、症状の進行や変化も一目で把握できるようになりました。百聞は一見に如かずと言いますが、「見て理解できる情報」が加わったことで、診療時の安心感も高まりました。

■ 今後の活用と展望
クラウドを介した医療連携の発展へ。カンファレンスでの活用も視野に
現時点では、他クリニックとの画像共有の機会は多くありません。しかし、今後国の方針としても在宅医療・地域医療連携が進んでいくことが予想されます。その際にクラウドを介した画像共有ができれば、よりスムーズな連携が可能になると思います。
また、院内でもLOOKRECを使い、在籍医師同士が患者画像を見ながらディスカッションできる環境を整え、診療の質や医師の学びの機会が広げられればと考えています。
複数の医師間で情報共有を行いたいクリニックには特におすすめ
LOOKRECは、在宅診療を行っており外出先で画像を確認したい医師や、複数の医師や非常勤医師が多い施設に特におすすめです。
当院では撮影機器を保有していないため、近隣のクリニックにCT撮影にいってもらうよう患者様に依頼しています。もし予めLOOKRECを導入している施設がわかれば、撮影依頼や画像受け取りにおいて、CD-ROMでの受け渡しが不要になり、医療連携がさらにスムーズになり、患者様へのご案内もより円滑になると思います。

色々とお話しいただき、ありがとうございました!
おかむらクリニック
〒662-0912 兵庫県西宮市松原町2-20-101
https://okamura-cl.net/
※導入時に訪問を伴う対応が必要な場合は、別途費用が発生する場合がございます。
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