医療法人社団 峰至会
桜十字白金リハビリテーション病院 様
導入事例

今回、桜十字グループにてクリニックの事務長や巡回健診部門の立ち上げなどを歴任され、白金リハビリテーション病院立ち上げにあたり遠隔読影導入について一任されていた診療放射線技師の髙橋さんにお話をお伺いさせていただきました。

■ 導入の背景

紹介されてくる患者が入院される際、内科疾患を持っている場合の読影先として

桜十字白金リハビリテーション病院は2023年4月に開院した病床数約60床の病院です。現在は、近隣の急性期の大きな病院からの紹介による入院患者さんの受け入れのみで外来診療は受けておりません。常勤医は院長と副院長の２名のみで、非常勤医が１人います。
患者さん１人１人に専任のスタッフがついて毎日リハビリしており、１人のスタッフが3～5人くらいを担当しながら患者のQOL向上を目指して頑張っています。

院長が整形外科の先生、副院長が脳外科の先生のため整形や脳神経疾患の疾患がある患者の受け入れが基本ですが、受け入れる入院患者に内科疾患などがある場合にどうするか？というのが課題でした。とはいえ、読影件数が日常的に沢山あるわけではないため常駐の放射線科医を雇うほどでもなく、遠隔画像診断を利用するに至りました。今まであった例ですと「誤嚥性肺炎」や「腹水が溜まっている」といった先生方の範疇外の疾患の場合にエムネスの遠隔画像診断を利用しています。

■ 導入後の効果・満足度
単科の病院や放射線科医を常駐できない病院におススメ

元々件数自体はそこまで多くを想定しておらず、依頼件数は月に数件程度です。「誤嚥性肺炎」や「腹水が溜まっている」など整形や脳外の先生では範疇外の疾患がある患者さんを受け入れる際のダブル読影先（コンサル先）として利用しています。
例えば、10月に依頼をした患者さんの場合、転院前の画像を付けて依頼したところ、それと合わせて比較読影をしてもらえていたので、安心感がありました。それ以外の場合でも、過去画像比較をしてもらえているのでありがたいです。
また、読影結果の返信が当初聞いていたより早いので結果の速さにもすごく満足しています。単科の病院や放射線科医を常駐できない（画像枚数がない・スペースがない）病院には特におススメです。

■ 改善してほしいところ・今後の活用

引き続き遠隔読影を利用していきたい

細かい点ですが、現状のステータスがもう少しわかりやすくなったら嬉しいです。今だと読影依頼をした際に「オーダー依頼済み」はわかりますが、読影医に画像が渡っているのかどうかなど「読影医へ依頼済み」「読影中」みたいなかたちでもう少しステータスが細かくわかるといいなと思います。結果返却までが早いので、なくても大丈夫といえば大丈夫ですが…。また、検査結果の表示がデフォルトで直近1週間を表示とか累積表示（最新情報までを見れるよう）になるといいなと思います。

改善してほしいポイントも上げましたが、総合的には満足度は高いです。
今後外来を受けていく可能性もあると思うので、件数が増えたとしても引き続きエムネスさんの遠隔読影を利用していきたいと思っています。