導入の背景 | 今後さらに健診を増やしていきたいが、最近は読影医の資質を問われたり、比較読影や二重読影の必要性も高まっているため、今までのやり方では数がはけなくなってきた。 |
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導入の決め手 |
新しく人を雇うのに比べ、システムを含めたトータルコストが格段に安いと思った。読影医の専門性が高い・導入までの対応が早い・信頼できる会社ということで導入に向けて何も問題がなかった。 |
導入後の効果 |
比較読影・二重読影もでき、結果返却に今まで1ヶ月かかっていたものが、標準的に2週間で返却できるようになり大変満足している。 |
■ 導入の背景
現場のリソース不足がボトルネックとなり、健診結果の返却に時間がかかり件数も増やせない
(桑島先生)川崎医療生活協同組合は全部で1病院(267床)、7医科診療所、1歯科診療所、訪問看護ステーション、老健施設をもつ医療と介護の医療福祉団体です。2022年4月に病院にあった健診部門を協同ふじさきクリニックにすべて移して健診センター化しました。読影医の体制については病院に常勤専門医とパートの読影医がいます。ただ、パートの先生は週1回の勤務ですし、常勤の先生もCTやMRIで手いっぱいになってしまい、健診の結果返却に時間がかかっていました。そのような状況の中でも、できるときは比較読影や二重読影を行っていましたが、限界がありました。
経営的には、今後の外来患者数減少を鑑み、国保の健診と協会けんぽを計画的に拡大していく方針でしたが、現場の医師だけだとリソース不足に陥り「健診が負担になる」という様なムードにもなりました。結果、自分たちでできるところは自分たちでやる、できないところは手伝っていただこうというところで、展示会にてエムネスさんに出会いました。
高品質×スピーディな対応×最強コスパで、導入を決定
(桑島先生)話を聞いてみて、まず安さに驚きました。元々は新しい医師を雇うことも考えていたのですが、パートの放射線の先生はコストが高く、枚数制限がかかったりとあまり現実的ではありませんでした。それと比較すると、エムネスさんはシステムを含めてもトータルコストが安かったので「本当にこの値段でいいの?」と思いました(笑)
最近では、国保の健診でも読影医師の資質を問われるようになってきており、専門医が読影すれば問題ありませんが、今までのやり方だと数がはけなくなってきていました。エムネスさんの医師なら専門性が高く、そこの問題もありません。医師のプロフィールなども見せていただきましたし、商談当初に社長さんともお話しさせていただき、しっかりした会社だということも確認できました。
また、少人数で読影している状況をともかく早く改善したかったというのもあり、導入までに時間がかからないことも良かったです。結果、商談から2週間でスピード導入に至りました。
■ LOOKREC導入後の効果
読影がともかく早い! 1ヶ月かかっていた結果返却が2週間になり大変満足
(桑島先生)現在は、7つの診療所の胸部レントゲンを全てエムネスさんにお願いしています(一次読影&二次読影:6施設、一次読影のみ:1施設)。ボトルネックが解消され、2週間以内の結果返しが実現できるようになったのはありがたく、今のところ満足度は高いです。今後もっと評価が高くなることもあり得ると思いますし、また違う部位などもお願いして評価が変わっていくこともあると思います。
これから益々健診を増やしていくという中で、とりあえずソフトランディングできているのは本当にありがたいです。健診を増やせば増やすほど自分たちの負荷が増えていき、しんどくなるという状況を回避できてよかったです。将来、健診は全部エムネスさんにというのもあり得ると思っています。
グループ内での横展開もwelcomeムードで問題なくスムーズに行えました
(宍戸さん)横展開当初は、一次読影は自分でやるという先生もいらっしゃいましたが、基本的には特に問題もなくスムーズに進みました。技師側の作業としては、7施設分を全てここ(ふじさきクリニック)でまとめてそれぞれの施設と紐づけし依頼していたので、慣れていないと違う施設に登録してしまうこともあり、一時、負荷は大きくなっていました(苦笑)。でもそれも、各診療所がそれぞれ確認して依頼するという流れに運用を変更し解消されました。
(桑島先生)全体的にみると結果返しが早くなるというメリットが大きかったので横展開もwelcomeムードでスムーズに進みました。自分でやりたいという先生もいましたが、実際に2週間以内での結果返却のスピード感でできるのかというとやりたくてもできないという状況もあり、横展開が進んでいきました。
(宍戸さん)エムネスさんは早い時は朝出したら夕方には結果が見れるということもあったりして、結果返却は本当に早いと思いますす。郵送では絶対にできないスピード感ですし、エムネスさんならではの速さだと思います。
システムを使用しているおかげで、事務作業も減ったと思います。以前は手書きレポートを転記するときに先生のクセなどがあり大変だったり、印刷した紙を出したりしていたのですが、その辺りも解消され楽になったと聞いています。
■ 今後目指していきたいこと
通っている患者さんからは進行がんを出さないように、検診受診者を増やしていきたい
(桑島先生)川崎市のがん検診など行政が行う検診の場合、紙ベースのやり取りが求められていたり読影の順序が決められているためどうやっていくか課題は抱えていますが、通っている患者さんには積極的に個々の検診も勧めていきたいです。ここに通っている患者さんからは進行がんを出さないようにしたいし、ニーズに答えるにはやっていくしかないので知恵を絞ってやっていくしかないと思っています。検診を増やせば収益も上がりwin/winの関係になれると思いますし、国が定めた5つのがん検診は積極的にやっていきたいです。
健診/検診は健康な人へのアプローチのため医療とは質が違います。将来重症化する人を洗い出すという意味では、健診/検診をたくさんやるということに意味はあると思います。
今後は他の部位も依頼していく
(桑島先生)今後さらに検診を増やしていくと他の部位でも手が足りなくなると思うので、マンモ、GI、胃の内視鏡なども数が増えていけばお願いしていきたいと思っています。眼科についても、最近評判が良くなってきており来院者も増えているので、今後は眼底読影も考えていきたいです。
また、LOOKRECのHPを見たところカンファレンス利用などもできると書いてあったので、他の使い方でも機会があれば使ってみたいです。
色々とお話しいただき、ありがとうございました!
川崎医療生活協同組合 協同ふじさきクリニック
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http://www.fujisaki-clinic.jp/index.html