導入の背景 | CD-ROMからの読み出しでは院内の複数箇所での同時閲覧ができない。院間共有を行う際の手間とコストがかかる |
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導入の決め手 | 将来まで見据えたデータ増と拡張性 |
導入後の効果 | 患者様にお見せする時、画像診断時の過去比較にも便利。治療前後の画像比較が以前と比べてより簡便かつ詳細に行えるように |
■ 導入の背景
CD-ROMでのデータ保管からクラウド型PACSへ
当院では提携MRI施設で撮影したデータをCD-ROMで使用・保管しておりましたが、患者数の増加に伴い保管場所の問題が生じて来たほか、CD-ROMからの読み出しでは院内の複数箇所での同時閲覧ができないことや、院間共有を行う際の手間とコストも課題でした。
その折に、クラウド型PACS導入に当たり複数社で検討していましたが、取引先であるセルソース株式会社より紹介を受けてLOOKRECの存在を知りました。
変形性膝関節症の「再生医療」とは
変形性膝関節症の標準治療(保険診療)では、ヒアルロン酸注射が効かなくなってくると人工関節や骨切り術といった大手術しか選択肢がなく、手術に踏み切れない患者様も多くいらっしゃいます。
そういった患者様のニーズにお応えすべく、標準治療の間を埋めるような形で再生医療を提供しています。膝の寿命をできるだけ延ばし、QOLの高い人生を送るためのお手伝いをしております。
2022年4月現在、全国14院(札幌・仙台・大宮・新宿・渋谷・銀座・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸・広島・小倉・福岡)にて16,000症例以上の治療実績があり、多くの患者様が治療効果を実感してくださっています。人生百年時代を迎え、日に日にそのニーズは高まってきていると実感しています。なお、膝以外にも、股関節や肩、小関節やアキレス腱などへの治療も行っております。
■ LOOKREC導入の決め手
将来まで見据えたデータ増と拡張性が導入のポイント
クラウド型PACSの導入を検討した際、数社で比較しましたが、クリニックとして成長途上にある当院としては、患者数や院数の増加に伴うコスト増が将来的に大きな問題になると考えていました。
通常PACSというと高額な初期費用が発生しますが、その点LOOKRECは特別な機器の購入や設置も必要なく、導入においては大きなポイントとなりました。
また、ビューワや管理画面のUI、UXが優れているという点も高く評価しています。それに加えて、将来的にAI診断ができるようになる可能性もあるとのことで、その点においても魅力を感じ、導入を決断しました。
■ 導入後の効果・今後期待すること
患者様にお見せする時、画像診断時の過去比較にも便利
具体的な使い方としては、患者様が提携MRI施設で撮影して持って来られたMRI画像データ(CD)をクラウドに取り込みます。その後、医師室での閲覧を行った後、診察室でも患者様にお見せしながら画像説明を行っています。
PACS上に画像が蓄積されることで、治療前後の画像比較が以前と比べてより簡便かつ詳細に行えるようになりました。
AI診断の実装で連携していきたい
変形性膝関節症におけるAI診断の実装に期待しています。当院には多数の症例データがありますので、一緒に作っていくことができたらと思っております。
また、提携MRI施設への導入拡大により、撮影データがリアルタイムでクリニックに届くような未来が実現すれば、診療のオペレーションの効率化やリモートでの画像診断サービスなども行うことができるのではないかと期待しています。
色々とお話しいただき、ありがとうございました!
医療法人社団活寿会 ひざ関節症クリニック
https://www.knee-joint.net/